社内外での各種発表や説明、プレゼンテーションに用いる資料の作成は時間と労力を要する。わずらわしい作業だらけだと感じている人もいる――。その実務では全体の章立て(アウトライン)を決めて、各スライドページを編集し、伝わりやすくするための画像を挿入するなど数多のタスクが存在するという。
ユーザーローカルは13日、プレゼンテーション資料を人工知能で自動生成する「パワポ生成AI」の提供開始を発表した。誰でも無料ですぐ利用できる。この新しいツールを使えば、わずらわしい作業をまとめて自動化できる。AIが作成した.pptxファイルは、利用者がMicrosoft PowerPointで追加編集することも容易だという。
パワポ生成AIは、①プレゼン目的を選び、テキスト編集するだけですぐパワポ化、②生成AI(米OpenAIのChatGPTとの連携)による、アウトライン自動生成、③イメージ画像をスライドに自動挿入、といった特徴を備えている。
①では「企画書・提案書」や「新商品の紹介」「講義資料」など、作成したい種類のテンプレートを選ぶだけで、スライドのアウトラインが自動挿入される。必要に応じてあらすじのテキストを編集したうえで「パワポファイルをダウンロードする」ボタンを押せば、すぐに.pptx形式の資料が作成される。②では「アウトライン自動生成」タブを選んだ場合に、生成AIが資料の内容を自動作成。フォームにキーワードをいくつか入力するだけであらすじを生成AIが考えてくれる。
キーワード入力時、ユーザーローカル独自AIが単語をサジェスト。そこから所望の単語を選べば上記連携によってアウトラインガ生成される。なお、③については、内容に沿った素材を画像生成AIが自動作成する機能も提供予定だという。同社は、今後も、生成AI技術など最先端技術を活用して、業務効率化と生産性向上を支援していく考えだ。