生成AIの導入~運用を包括的にワンストップでサポートする

チャット生成系AIの利用が広がり加速している。今、それと同時に、企業・団体内の情報を扱うケースにおいて2つの課題が挙げられている。生成AIへの質問は利用者の直接入力となるため、セキュリティとプライバシーの管理が個人任せとなり、組織での当該リスク管理や統制が困難となる点が1つ――

もう1つは、組織内データからの回答を求める際に的確な答えを得づらい状況が起きていて、生成AIの利用が業務の効率化にまで至っていない点だという。SBTは、企業や自治体向けに生成AIの導入支援を行う。Azure OpenAI Service を活用して、外部ネットワークから切り離されたセキュアな生成AIの利用を可能とし、自社開発した回答精度を向上させるコア技術により、多彩な用途で業務効率化を実現するという。

同コア技術は、SBT社内利用や複数の顧客企業との共同実証を通じて得られたノウハウが反映されたもの。同実証に協力した協和キリンにて、研究開発本部内で行った研究関連文書・規則等の検索用途でその有用性が確認されている。同顧客では実証範囲を拡大させつつ、並行して進められている全従業員約5,000人の生成AI利用へ、サポートを継続していく。

自社のデータサイエンティストによる技術提供を通じて、Microsoft Azureでの環境構築~運用を、顧客課題・要望に応じてワンストップ支援する。生成AIの汎用的な利用に加え、上記コア技術でマニュアルや議事録など顧客保持データから適切な回答を取得することにより、業務の効率化を現実とする。スモールスタートから、各種DBや他アプリとの連携による活用まで、幅広く対応する。

導入支援サービスの詳細に関する問合せページを用意している。SBTは、顧客との共同実証で得られたノウハウを上記コア技術の精度向上に応用していき、今後も安全性と利便性を兼ね備えた生成AIの提供に取り組んでいくという。