企業内アセットの蓄積・共有・活用開発を支援しDX-Readyへ

市場の新たなニーズや外部環境の急変に対応した変革、新規ビジネスの創出が求められている。それらに素早く対応するため、柔軟なIT施策を必要とする。多くの企業では、競争力アップに向けたシステムの内製化や、自社内のナレッジ活用の重要性が高まっている。

そのような取り組みを進めるにあたって、知識が不十分であったり、業務ナレッジが部門ごとにサイロ化されていたり、人財流動性の高まりや働き方の変化によってナレッジの形式知化が進まず、一元管理・活用できる仕組みが整っていない場合も少なくない。また、社内アセットを活用した開発には、技術・ノウハウに加え、アセットに対する信頼性や標準規格、開発プロセスなどを確立するための多様な取り組みが必要になるという。

日立は、デジタルによる変革をめざす企業向けに、企業内アセットを組織横断で利用可能とし、システム内製化やDX-Ready(参考:経産省・IPA資料)な企業への成長を伴走型でサポートする「アセット活用開発支援ソリューション」を展開する。これは同社がデジタル事業を加速するためグループ全体で利用中のLumada Solution Hubのアセット活用知見を集約し、顧客ニーズに合わせて、必要な仕組みや開発環境をカスタマイズ提供するものだ。

システム全体像の構想策定を支援するコンサルティングから、アセットを蓄積・共有するプロセス設計やプラットフォーム構築、生成AIなどの最新テクノロジーを安心して利用できる開発環境の構築、アセットベース開発の支援までをトータルでサポートする。同ソリューションは9月開催の同社フォーラムでの展示(EX06-06)にて確認できるという。

顧客ニーズに応えてGlobalLogicと連携したソフトウェア開発ラボを設立するなどしている。同社は、 日立グループ一体となって、顧客ビジネスのさらなる成長や企業価値の向上に貢献していく構えだ。