電力データを見える化してエネルギー効率を改善・最適化する

脱炭素社会を築く。「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、日本でも太陽光・風力・バイオマスなどによる自家発電の需要が高まっている。再生可能エネルギーはしかし、天候の影響や発電効率の問題により、安定した発電・供給が難しい。

エネルギーを無駄なく最適に運用すること、太陽光や風力などの分散された不安定な再生可能エネルギーをどのように安定供給するかが課題になっているという。マクニカは今月12日、ぷらっとホームと販売パートナーシップを締結し、「データの可視化ソリューション」を開発したこと、および後者が創設したIoTシステムの認知向上・活用促進を目指す「IoTソリューションパートナープログラム」に参加したことを発表した。

最先端IoTゲートウェイソフトウェアを搭載したぷらっとホームのOpenBlocks IoTシリーズと、マクニカが提供するエネルギーマネジメントシステム「Kisense®」(ポルトガルCleanwatts社製)を技術連携して上記新ソリューションを開発した。これにより、スマートメーターから電力データを簡単に取り込めるようになったことに加え、非常に多くの種類のOpenBlocks IoT対応センサーから、Kisense®のクラウドにデータを取り込めるようになった。

また、それらの対応センサーを使用することで、短い開発・導入期間で「データ可視化ソリューション」を利用することが可能になるという。マクニカは、「データの可視化ソリューション」の提供により、顧客環境に合わせて、再生可能エネルギーを安定供給するために必要な電力使用量の把握、電力需給管理、電力使用量の削減・平準化を実現し、エネルギー効率改善・最適化に寄与する。

そしてさらには、ぷらっとホームの「IoTソリューションパートナープログラム」に参加することで、IoTシステムの導入促進と市場拡大に貢献していく構えだ。