物品管理DX、オフィスのモノを二次元コードで棚卸・手軽に有効活用

オフィスの物品管理は前時代的だ。およそ紙、表計算ソフトを使っていても人力でアナログな運用が多く、棚卸等では各部署の負担も大きい。台帳を常に最新かつ正確にしておくことが困難である。そんな状況では物品の二重購入、遊休品・紛失物の発生などの問題も防げない。

そうしたオフィスの課題解決のため、MDMシェアNo.1の「Optimal Biz」で培ったIT機器管理技術を活用して、この新サービスを開発したという。オプティムは、"モノの管理を空気に変える"物品管理クラウドサービス「OPTiM Asset」を今月5日に発売した。同サービスは、オフィスの物品管理の省力化と遊休品の有効活用を促進する。Optimal Bizとクラウド機器管理サービス「OPTiM IoT」でオンライン物品の管理を効率化してきた系譜をひく。

現物に貼付した二次元コードを読み取るだけで棚卸が完了する。モバイルアプリからも物品情報が簡単に更新可能で、台帳は常に最新となる。オフライン物品の管理もできる今回の新サービスにより、全てのモノの管理を空気に変えていくという。

初めてでも直感的に操作できるユーザーインターフェース(UI)を備え、低コストで導入可能な「OPTiM Asset」は、Optimal Biz導入済みのIT機器であれば、長期間オンライン履歴がない場合に遊休品候補として検出する。検出時には、システムからユーザーに利用確認メールを自動発信(開発中)。契約書管理サービス「OPTiM Contract」との連携による、管理物品系書類(契約書・説明書等)の登録・確認機能も開発予定だという。

同社はまた、自己保有する物品管理関連特許群48件を活用し、利便性向上を図る。そのうえ、物品の位置情報の把握(特許6042367号)やECサイトでの購入物品の資産管理登録(特許4855499号)など、より高度な物品管理機能も開発していく計画だ。