クッキーフリー時代のマーケティング、その変革をサポートする

改正個人情報保護法が今春施行された。国際的な制度調和と連携も推進されている。OSやWebブラウザ等の仕様変更もあり、クッキーや広告識別子の利用について、ユーザーの事前同意と許諾を要するケースが増えている。

多彩な事例を個人情報保護委員会FAQで解説している。そんな中、プラットフォーム事業者による許諾取得データや外部データを匿名環境で分析しつつ、一層高度なデータマーケティングを可能とする仕組みに注目が集まっているという。電通デジタル電通は、900件以上のデータクリーンルームの活用実績・知見をもとに、複数のデータクリーンルーム環境での分析・運用を一元管理するシステム基盤「TOBIRAS」を開発した。

同環境の専門スキルや、改正個人情報保護法等や関連規約への知見を持つ社員向け「認定アナリスト制度」も導入。300名超の認定アナリストがCookieフリー時代におけるマーケティング変革を支援していく。同基盤は、複数ルームへの一括・安全データ転送が可能で、同一の集計および補正ロジックにより各ルームの分析結果を統一指標によって横並び比較・評価ができる。

コーディングなど関連操作の多くが自動化され、スピーディかつ安定的に、正確で柔軟な分析結果の提供が可能となる。これらにより顧客企業内での素早いPDCAや意思決定をサポートできる。関連プロダクトを「TOBIRAS」と連携させ、TOBIRAS Insight(Affinity Visualizer) /Activation /Measurement(STADIA) /Optimization(X-Stack)として体系化・再構築した。

ターゲット分析・デジタル広告プランニング・効果測定・運用の最適化などにてデータクリーンルームのデータや分析結果を効果的に活用できるという。両社は、顧客企業のマーケティングROIの向上と持続的成長に貢献していく構えだ。