デジタルサイネージ×AI、コンテンツ別の視聴計測や分析が可能に

産業界および世間でデジタルトランスフォーメーション(DX)が花盛りである。街中などでよく目にする広告装置も、いっそうスマートにデジタル化されていて、つい立ち止まって見入ることがある――。

今月16日、シャープマーケティングジャパンは、「デジタルサイネージ視聴分析ソリューション」の提供を開始する。視聴分析用エンジンにはニューフォリアの「Vision Eye」を採用している。ディスプレイに取り付けたカメラ(別売)が取得した情報から、クラウドAIが「通行者数(トラフィック数)」およびサイネージの「視聴者数(オーディエンス数)」を計測・集計する。視聴者の性別や年齢の解析が可能となる(顔画像データは解析後即時削除)。

集計値と解析結果は、設置場所・時間帯・コンテンツごとに分類し、表やグラフで可視化してオーナー等へ伝達する。視聴者数の多いサイネージやコンテンツの順位も提供する。同ソリューションは新規の設置、あるいは既設デジタルサイネージ(e-Signage S クラウドサービス契約要)で利用できる。

「ディスプレイに取り付けたカメラが取得した情報から、クラウド上のAIが通行者数とサイネージの視聴者数を計測・集計。視聴者の性別や年齢も解析」、「集計および解析結果は、設置場所別や時間帯別、コンテンツ別に表やグラフで可視化してフィードバック。視聴者数の多いサイネージやコンテンツのランキングも提供」、「新規設置はもちろん、既設のサイネージにも導入可能」といった特長を備えた。

新ソリューションにより、顧客は、通行者数や視聴者数の多い設置場所や時間帯などを定量的に把握でき、各コンテンツの訴求効果も検証できるという。同社は、デジタルサイネージの運用の効率化や情報発信力の強化に貢献する、同ソリューションを15日~17日に幕張メッセで開催される展示会「DSJ2022」ニューフォリア社ブースにて紹介する。