ECU(電子制御ユニット)の仮想化、シミュレーション環境・スタブ構築などでいかに実機と同じ効果を得るかといった課題がある。開発速度を上げられるクラウド基盤(AWS 、Microsoft Azure、GCPなど)を活用したプロジェクトでは、問題原因の特定や国内外ステークホルダーとの調整の難易度が上がったり、サービス利用増・拡大に伴う再現性の乏しい不具合の多発があったり、そもそも品質状態の把握が困難になっていることも大きな課題だという。
ベリサーブは10日、車載器、OTA(Over The Air)、課金などの自動車向け各プラットフォームを開発・運用するサービスオーナーに、ワンストップで検証・運用をアシストする「MaaS/Connectedプラットフォーム品質向上支援サービス」の提供を開始した。同サービスは、さまざまなサービスがローンチされ、多様な背景を持ったユーザーに利用されることで起こり得るリスクを鑑み、サービスローンチ前後の品質課題の解決を支援する。
①開発・運用全体の品質マネジメント支援、②テスト環境構築、③接続性・互換性評価を特長とした。同サービスは、国内外に展開されるMaaS/Connectedプラットフォームの持続的なサービス品質の維持・向上のため、開発・運用のサポート、対向システムの仮想化、後発スマホ/モバイルデバイスとの接続性検証など、総合的に品質アップをサポートする。
MaaS/Connectedプラットフォーム品質向上支援サービスについて、同社は14・15日のオンラインカンファレンス(VAC2022)にて詳説する。