工場DX、クラウドAI×LEDのしくみで手作業を可視化する

AIやクラウドなどの情報技術を多彩なしくみに活かして、市民生活や業務を革新的に良い方向へ変えていく。デジタルトランスフォーメーション(DX)が大いに期待されている。

今月1日、東芝ライテックは、クラウドAI画像解析サービス「ViewLED Solution」の第3弾、"作業分析"サービスの提供を開始した。おおもとの同ソリューションでは、天井から撮影するViewLEDの利点を活かしてAI解析サービスを展開――これまでに侵入検知(旧称、安全アラートサービス)や人流分析サービスをリリースしている。今回新登場の作業分析サービスは、ViewLEDで撮影した手の位置や動きを人工知能で検知するという。

①ViewLEDで撮影した映像をAIが解析し、手の位置や手の進入をデータ化、②解析結果はCSV・JSON・MP4形式のデータファイルとして、ダウンロード可能、③解析結果のデータファイルを利用して、作業順序やタクトタイムを図表で可視化――といった特徴を有する。カメラ付きLED照明ViewLEDクラウドサーバー録画モデルと、ベースライト器具(TENQOOシリーズ一般形40タイプ器具本体、代表LEDバーの場合)とで構成される。

作業分析サービスは、作業台上部から3m離れた箇所まで解析可能だ。これにより、作業時間の自動計測や作業順序の数値化など作業の見える化を実現。さらに簡単にレポート化できるので生産現場の作業効率改善をサポートする。この新サービスが加わることにより、安全性から生産性向上まで、生産現場での課題解決をトータルで支援できるようになった。クラウド型のViewLED Solutionにおいて顧客は所要サービスを容易に追加できるという。

同社は、同日から3日(金曜日)まで、東京ビッグサイトで開催される「JECA FAIR 2022 ~第70回電設工業展~」 にて上記製品を披露する。