医療DX、国のガイドラインに沿って医療情報システムをクラウド運用

12年前に超高齢社会となり、昨今コロナ禍もあり医療需要が一層高まっている。日本の医療現場では、業務改善や生産性向上が課題になっていて、医療のDXが求められている。とりわけIT(情報技術)インフラのクラウド化が重要である――

オンライン診療等の基盤として必須であり、IT運用管理の負荷軽減、コスト削減、柔軟性の高いシステム構築などを実現できるインフラとして、クラウドは医療界でも注目されている。反面、サイバー攻撃による通常診療の停止などが現実のものとなり、国が定める医療情報ガイドラインへの対応をはじめとしたセキュリティ対策が急務になっているという。

キヤノンITSは、厚労省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」/総務省・経産省「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」に準拠したクラウドでの医療情報システム運用を支援する"医療ITクラウドコンプライアンスサービス"を今月10日に提供開始した。医療ITにおけるクラウド活用を企画・立案、開発・構築、展開・運用まで、ライフサイクル全般にわたりワンストップで提供する。

同サービスは、医療機関、医療系メーカー、ヘルステック企業、および医療業界への参入検討企業がクラウドを利用する際の、国定ガイドラインへの対応を支援する。クラウド環境としてAWSを利用する際のコンプライアンス対応支援サービス、監査レポートや専門家による技術サポートなどを通じ、当該環境を上記ガイドラインに準拠させ、安全に利用するための支援を行う。

ガイドラインへの準拠を促進し、AWS利用時のコンプライアンス対応をカバーする。今後AWS上に構築した医療情報システムのコンプライアンス対応も順次カバーしていく。同社は、医療情報システムを提供する側とそれを利用する側の双方が、安全安心に医療情報を取扱えるサービスの拡充を図っていくという。