「クレジットカード不正利用被害の発生状況」(日本クレジットカード協会PDF)にあるように、被害額は年々増加傾向にある。不正使用は矢継ぎ早に起こり、急増する傾向があるため、いかにスピーディーかつシンプルに不正対策を実行できるかが、EC(電子商取引)運営事業者にて課題になっているという。
アクルとポールトゥウィン(PTW)は今月9日、ECサイトにおけるクレジットカードの不正使用被害を撲滅するために、業務提携を開始した。前者のクレジットカード不正検知・認証サービス「ASUKA」と、後者が培った目視検知や振る舞い検知などの知見を組み合わせ、より高い次元での不正対策を実現していくことを両社で目指していくという。
「ASUKA」はクレジットカード決済におけるセキュリティレベルを向上させ、不正利用者を寄せ付けないECサイト運営体制の構築を実現する全く新しいカード不正・チャージバック対策ソリューション。for Travel、for Ecommerceなどのモデルを備えていて、各業界のクレジットカード加盟店に利用されている。
PTWは不正対策サービスにて、キャッシュレス決済における資金洗浄(マネーロンダリング)を目的としたサービス利用やポイント不正取得、アカウント乗っ取りといった不正行為に対し、通常と異なるトランザクションの目視検知や振る舞い検知、関連オペレーション業務を提供――。決済後速やかに不正検知を行うことでEC運営事業者の損害を最小限に留めると共に、新たな詐欺手法の検知など一般消費者の保護に繋がるサービスも提供している。