三井不動産は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として「東京ミッドタウン八重洲」の開発を推進――この度、同施設にて最先端技術を活かしたDX推進の一環として導入する各種ロボット・サービスの詳細を決定した。導入に先立ち、Uber Eats Japanなどパートナー企業と共に「日本橋室町三井タワー」の自社オフィス内にて実証実験を実施した。
8月末竣工予定の東京ミッドタウン八重洲では、アスラテック「RICE」がロビーで配達員から品物を受け取り、オフィスワーカーに直接デリバリーするサービスを初導入する。これによりそこで働く人たちの利便性が向上、配達員との接触がなくなることで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策にも寄与する。同サービスは同施設館内にある飲食店のテイクアウト品のデリバリーにも対応する。
オフィスビルで"初"の取り組みとなる上記フードデリバリーのほか、パナソニック「RULO Pro」により清掃業務の完全な省人化を実現し、 Doog「サウザー」によって、重量のある荷物を簡単に運搬できるようにすることで多様な人材の就業を可能にする。サービスロボットの統合管理機能を提供するTIS「RoboticBase」により、エレベーターやセキュリティドア等との設備リンク、企業システムや外部データとの連携などを具現化する。
「完全タッチレスオフィス」×「ロボット」により、デリバリーロボットと清掃ロボットの完全自律走行を可能にするという。三井不動産は、ロボット活用を始めとしたDXの推進により、不動産をサービスとして提供する「リアルエステート・アズ・ア・サービス」を実現し、プレミアムなビジネスライフを提供していく考えだ。