NECソリューションイノベータは、街中や広場、イベント会場等の混雑度・にぎわい度をリアルタイムに計測・表示――簡単かつスピーディーな導入に特化した「FieldAnalyst for Scene Understanding Light」を2月24日に提供開始した。新製品は同社独自のAI技術により、カメラの撮像から人物を検出することで、その場の混雑度・にぎわい度を計測・表示する。
混雑度を計測し、立ち入りを検知――AIによる画像分析技術により、最大20m幅(設置環境により変化)のカメラ映像内の人物を検出し、その場の混雑度を計測する、映像の中に複数のエリアを設定することで、エリア別の混雑度も計測可能。予め指定した特定エリアで人物を検知――街中の立ち入り禁止区域やマンション・団地等の管理エリアへの立ち入りを監視できる。
グラフ表示機能により、モバイル端末やPCからインターネット経由で混雑状況の推移を確認できる。REST API外部出力機能により、他のシステムやホームページに計測データを取り込み混雑状況を表示できる。学習済み検知エンジン搭載、既設ネットワークカメラ利用可、個人情報やプライバシーに配慮といった特長も備えている。
駅前・商店街、公園、広場、居住区共有スペースなどの混雑度・にぎわい度を把握し、都市計画立案や地域活性化の施策検討に活かせる。新製品は、一般の人が入れないところへの立ち入りを検知・通知・共有可能とし、安心して過ごせる空間の創出を支援するという。同社は、AI画像分析技術などの先進ICTによって、人々のより豊かな生活の実現に貢献していく考えだ。