ヘルスケア健康増進DX、運動不足の解消をポイント貯蓄とともに

65歳以上の人口が全体の21%を占めている。およそ10年前に「超高齢化社会」に突入した日本では、2025年にその数が3割を超えると予測されていて、社会保障費の増加や生産年齢人口の減少といった社会課題が、今そこにある危機となっている。

内閣府Webで示されている「人口急減・超高齢化の問題点」に直面している、この国においては、人々の健康維持、健康寿命の延伸がいっそう重要になっているという。東急東京海上日動リンクアンドコミュニケーション(LC)は今月20日~来年3月20日、顧客の健康維持・向上を目的に、LCが提供するAI健康アプリ「カロママ プラス」を利用して東急線沿線のお客さんのダイエットを応援する実証実験を行う。

3社は、それぞれのウェルネス・ヘルスケア分野の取り組みの一環としてこれを実施する。今回の実験では、同沿線顧客に、同アプリのダイエットコースを無料で試用してもらう。日々の食事・運動を記録すれば即座にアドバイスが届く。行動変容を促す、同アプリの利用状況に応じた「TOKYU POINT」を付与し、その人の目標体重達成をサポートする。

人々の暮らしのデータをより便利に、より楽しく、より自然に健康づくりに役立てるべく、デジタルとリアルの架け橋となる同アプリを介して、行動変容を通じた実験を3社一体となって行う。実験で得る各種データを検証したのち、3社が軸となって来春、次の実証実験を実施する。

第2弾では、個々人の状態に応じて、上記実証結果を踏まえてブラッシュアップした運動プログラム、およびおすすめの栄養素を含んだ食材をレコメンドすることにより、食と運動両面から利用者の健康を支援するという。3社は、東急線沿線で提供している各種サービスとの連携やアクティビティの案内、利用の促進などを含むビジネスモデルの検証も予定していて、新たな健康管理サービスの開発・提供を検討していく構えだ。