"ニューノーマール"の風を受けてB2Cの電子商取引（eコマース、EC）市場は一層拡大傾向にある。企業におけるECビジネスの重要性も高まっていて、消費者に信頼され選ばれるサイトを構築することがeコマースの"大競争時代"に求められている。大規模ECサイトでは――
データを活用した日々の運用・施策による恒常的な購買体験の向上と、CVR（コンバージョンレート：購買件数／訪問数）向上への取り組みが必須だが、サイト担当者の業務は多岐にわたり、品揃えを拡大する事業者は多い。大量の商品管理や施策を担う人材は不足していて、各向上策を効果的に実現する、商品情報・価格・在庫の3要素を押さえた適切な"商品管理"を適時行うことが課題になっているという。
マクニカは今月19日、同社の関係企業でありフルカスタマイズのAIサービスを開発・提供しているCrowdANALYTIXと共同開発した、大規模EC事業者向けのAIサービス、品揃え拡大を支える商品管理支援AI「CrowdANALYTIX for EC」をリリースした。
同サービスは、数万超の商品セレクションをもつ大規模EC事業者を対象に、顧客の購買体験向上とCVR向上につながる重要な商品管理業務を自動化する。商品管理業務において特に肝心な「商品情報」「価格」「在庫の管理」にフォーカスし、従来の人力システムにおける人手不足、時間がかかる、精度が低いといった課題の解決を可能にする。
商品登録業務の自動化、検索性の向上、オートプライシング、需要予測といった特徴を備えた。「CrowdANALYTIX for EC」は、米国大手小売業・EC事業者向けサービスのノウハウを基に、日本の顧客のビジネス課題の理解と、効果につなげるためのリーズナブルなスコーピングを行う。顧客ごとのクラウドサービスとして実装されるという。マクニカは、モデルの運用・メンテナスまでを一気通貫で提供する。