ニューノーマル時代、IT活用系"ヨガ"で健康経営を後押しする

コロナ禍でテレワークや在宅時間が増え、心身の不調を訴える人が多くなっている。体重増加や肩こり、腰痛、運動不足のほか、精神的なストレスや不安を感じるケースが増大していて、人生100年時代の予防医学としても注目されているヨガはいま、セルフケア手段として一層身近な存在になりつつある。

呼吸とアーサナ(坐法・体位)と瞑想で心身を調和する。ヨガは免疫力向上やストレス解消に役立つとされているが、「体が硬いとできない」「マットが無いからできない」といった声も多く聞かれるという。

TISは、顧客従業員の健康をサポートする「ヨガDX(仮称)」の実証実験を、健康経営優良法人2021(大規模法人部門)認定のアルプス技研と、テレワーク中でも行える運動機会の創出検証を目的に開始した。10月27日からはまた、ヨガマット無しでも行える①メタボ対策、②メンタル対策、③ヨガレッスン、④ヨガ座学を大テーマとした実証実験への参加企業を募る。

「健康経営・健康増進サービス導入を検討」「健康経営優良法人認定取得をめざす」「テレワークが主流」「メンタルヘルスやメタボリックシンドロームが課題」「従業員の健康推進にどんなサービスを導入したら良いか分からず情報収集中」といった企業を対象に、11月30日まで募集する。

実証実験では、アーサナ図鑑ソリューション(仮称)、ITによるシークエンスAI自動作成ソリューション(仮称)といったインストラクター向け、および企業向けのコンテンツ(参考動画:YouTube)を用いる。健康増進等への取り組みをヒアリングして、設定した目標(KPI)を達成するためのメニューを上記①~④より二、三無償提供し、社内実施・検証してもらう。

TISは上記実証実験の結果をもとに「ヨガDX」をサービス化。顧客の「医療費の削減」「従業員の主体的な労働意欲の増加」「企業評価」といったパフォーマンスの向上に貢献していく構えだ。