全米で非接触、マーケットプレイス同日集荷&配送サービスを展開

アメリカ合衆国のオンラインショッピング市場においては近ごろ購入トレンドに変化が見られ、消費者が中古品の売買を生活の一部として受容していることが示されている。最近の調査によると、回答者の75%がこの1年間で中古品を1回以上購入、その半数以上は購入額が100ドル超であった。

中古品の購入理由としては、お買い得品やユニークな商品の発見、そしてコミュニティに対する愛情などが挙げられているという。メルカリ傘下の米国Mercariは今月20日、全米で数百万人の出品者と購入者がオンラインでモノを売買できる同社マーケットプレイスUS版において、Uberとのパートナーシップを通じたMercari Localの拡充を発表。これにより、顧客が地域の人々とつながり、さらに便利なガレージセールを体験することができるという。

Mercari Localは、従来Mercari Nowとしてサンフランシスコ、ニューヨーク、ヒューストンなどの主要都市で展開していた非接触での同日集荷&配送サービスを、Uberとのパートナーシップを通じ新たに全米展開するもの。配送ロジスティクスをUberが担い、気軽に出品したい人や熱心なコレクターが必ず手に入れたいアイテム、日用品、唯一無二の掘り出しもの等の近距離売買をさらに簡単にし、そのすべてを自宅から快適に行うことを可能とする。

今回のパートナーシップを通じて、Uberのテクノロジーが提供する信頼性が近距離売買にもたらされることになる。Uberのテクノロジープラットフォームが近隣の配達パートナーとのマッチングを行い、購入から数時間ほどでほぼすべての商品のオンデマンド配送を実現する。利便性を高めるために梱包を不要としているため、小さな家具やキッチン用品、フィットネス用品、ベビー用品など、配送料が高く手配しづらい大きな出品物にとって理想的だという。