顧客業務DX、クラウドアプリの自社開発を支援する

「モノ」から「コト」へのパラダイムシフトが起きている。様々な事業分野において、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、顧客により良いサービスを提供する動きが広がっている。その最前線では、ビジネス環境や顧客ニーズの変化に素早く柔軟に対応し、サービスを変えていくことが重要である。

それにはITサービスの根幹をなすアプリケーションを自社開発することだ。アプリの内製化とともに、既定のプロセス通りに進める従来のウォーターフォール開発ではなく、アジャイルやDevOpsなどを活用するモダンアプリケーション開発(多様な変化に迅速かつ革新的に対応できる開発手法)を採用し、市場投入までの時間を短縮し、質の高いユーザーエクスペリエンスを提供する、といった企業が現れつつあるという。

日立ソリューションズは、クラウドにおいてアプリ内製化をサポートする「モダンアプリケーション開発支援ソリューション」を4月1日に発売する。同ソリューションでは、顧客との協創用オンラインスタジオにおいて、アジャイルやDevOpsなどに精通する同社エンジニアが、トレーニングプログラムや各種ツールを活用して、クラウドでなされる顧客のアプリ開発を支援する。

トレーニングプログラムでは、日本マイクロソフト提供のMicrosoft Azureによるクラウドシフト実現――開発内製化支援プログラム「Cloud Native Dojo」と、ヴイエムウェア提供のモダンアプリ開発実践プログラム「VMware Tanzu Labs」を利用できるという。日立ソリューションズは、アイデア創出から仮説構築、価値検証、ビジネスモデル構築まで、顧客がオンラインでデジタル変革を推進するための「DXラボ」を昨年末に開設している。

同社は、上記ソリューションおよびDXラボにより、顧客企業のデジタルビジネスにおける迅速で柔軟な対応を強力に支援していく構えだ。