都市ガスの製造と安定供給にかかる保全業務をDX

生産年齢人口の減少が続いている。日本国内では、保全業務の担い手不足が将来深刻になるだろう。ガス業界も例外ではないという。その企業のガス製造・発電・エンジニアリング事業部は、2つの都市ガス製造拠点でLNG(液化天然ガス)の受け入れから都市ガスの製造・送出を行っている。

関西圏を中心に全国でガスと電力を販売供給している。大阪ガスはデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる。これはその一環だという日本IBMは、上記重要事業部において、都市ガス製造拠点の保全業務の効率化を目指す「保全業務プラットフォーム」を構築し、今年3月より本格稼働している。オージス総研コムチュアウェッブアイの協力のもと、公益業界と自動化に関する豊富なスキル・知見を活用しシステム導入を支援した。

IBM®Blueworks Live」と「IBM Cloud Pak for Business Automation」を採用した。同プラットフォームでは、予算策定から年間の工程策定、仕様書発行・発注、詳細工程などの日々の工事調整、進捗報告、実績の管理に至る保全業務の各プロセスで発生する、あらゆる情報をシステムに集約して一元管理する。誰でも業務を遂行できる標準的なワークフローを展開することで、保全業務の効率化と最適化を行う。

業務プロセスの可視化や改善はSaaS型のBlueworks Liveを活用し、現場主体での新業務プロセス作成を効率的に支援する――。新業務プロセスをCloud Pakのワークフローとしてハイブリッドクラウド環境下で実装・運用することで、大量の書類作成や押印等を不要とする、ビジネスプロセスの自動化とワークスタイルの変革を図った。予算管理・工程管理の改善にはウェッブアイのPREGARE工程'sPlanowを採用しているという。

日本IBMは今後も大阪ガスの現場主導DXを支援していく構えだ。