自動化・監視・分析にて、ハイブリッドクラウドの運用負荷を軽減

企業・団体においてIT(情報技術)システムをクラウド化する動きが加速し、パブリッククラウドサービスの利用が一般化している。昨今、急拡大するクラウド環境に、従前のしくみすなわちオンプレミス・システムの運用体制で対応するケースが増えている。

クラウド独特のセキュリティ、各クラウドベンダーの多様なサービスに対するスキルの習熟には時間を要する。現場の大きな負担は、運用業務の棚卸しとノンコア業務への外部リソース活用で軽減――。コストの制限から大幅な体制強化が困難であるのにクラウドも運用しなければならない、移行期など特に負荷増大が見込まれるケースでは、外部リソースを積極的に用いることでスキル・ノウハウを吸収し、運用体制の技術力向上を図ることが重要だという。

オージス総研は今月2日より、ハイブリッドクラウド環境でのシステム運用負荷を軽減する運用自動化ソリューション「Cloud Arch」を提供する。オンプレミスから各種パブリッククラウドにまたがるシステムの構築・移行・維持管理で積み上げたノウハウをもとに、オペレーション工数を削減する運用自動化~システム監視、分析/改善をサービスメニュー化した。

「Cloud Arch」は、Daigasグループのハイブリッドクラウド運用で得た技術や知見がベースになっていて、すぐに利用できる。ハイブリッド/マルチクラウド環境の幅広い運用範囲をサポート。運用自動化・モニタリング・分析サービスを皮切りに拡充予定である。全てのサービスは運用オペレーターや管理者の習熟や維持管理の負担を軽減するため操作感を統一。運用自動化ツール「Kompira」(フィックスポイント社製)を活用したハイブリッドクラウド環境の運用工数も削減する。

新ソリューションにて、オージス総研は、クラウド利用で増大するシステム運用負荷や在宅勤務で不足する要員確保に困っている企業をサポートしていくという。