昨今、日本では「働き方改革」の推進だけでなく、コロナ禍における働き方の「ニューノーマル」が要求されていて、特に情報技術(IT)を活用したソリューションとして、クライアント仮想化(VDI)の普及が加速している。OA用PCのほか、機械学習やCAD・CAE用ワークステーションのVDI化ニーズも大いに増えつつあるという。
SCSKは1月25日、米国NVIDIA社のパートナーネットワーク(NPN)にソリューションプロバイダーとして参画したことを発表。日本におけるパートナーネットワーク契約を12月に締結していて、業界トップクラスの性能(MLPERFベンチマーク結果)により高速処理が可能なAI向けインフラストラクチャ「NVIDIA DGXシステム」、および仮想化GPUソフトウェア「NVIDIA 仮想GPUソリューション(vGPU)」を同日より販売するとした。
NVIDIA DGXシステムは、すべてのAIワークフローのためのユニバーサルシステムを提供し、分析からトレーニング、推論に至るまで、あらゆるAIワークフローに最適化をもたらす。そしてNVIDIA vGPUは、「Windows 10のVDI環境への移行を加速」「物理ワークステーションと同等の性能と利便性を提供」「主要なハイパーバイザーをサポート」といった特長を備えているという。SCSKはそれらの導入支援も行う。
AIモデル構築サービスSNNや機械学習プラットフォームの導入で培った知見・技術力によって、同社独自のAIソリューションをワンストップで提供する。顧客のAI導入に貢献するという。SCSKはグループで、マテリアリティに取り組んでいる。