ローカル5G+オフィスビル、様々なワークスタイルサービスの実現へ

高速・大容量、低遅延、多数同時接続といった特長を有する5Gネットワーク基盤を自治体や一般企業が構築する。「ローカル5G」は、自営網であるがゆえに「性能カスタマイズの柔軟性、高セキュリティ、安定性」といった特質を兼ね備え、オフィスビル内の様々な用途に活用することができる。

各種通信ネットワーク最適化基盤を構築し、様々なワークスタイルにフレキシブルに対応できる環境の実現が可能だという。三井不動産NECネッツエスアイは、ローカル5Gを活用したスマートビルの実現や新たなワークスタイルのサービス提供を目指し、今年9月に共同実証実験の実施に合意。12月~来年5月、日本橋室町三井タワー内の一部エリアでこれを行う予定だとした。

大規模オフィスビル内でのスタンドアローン方式のローカル5G(4.7GHz帯)を用いた実証実験は日本初の取り組みになるという。両社はそれぞれが持つ「場と機会を活用するノウハウ」と「ネットワーク・無線基盤技術と働き方改革ノウハウ」を融合し、ローカル5Gによって、①XRや映像・音声認識技術等を高度に活用したリアル、バーチャル両方のワークプレイスの設置、②高速・高セキュリティな無線網と5Gスマホを活用したPCレスオフィス環境の整備

③ロボットや次世代サイネージを活用したテナント向けサービスの提供やオフィスビル管理を実証する。働く人の知的生産性の向上、多様な働き方のニーズに対応した高セキュリティなオフィス環境やサービスモデルの創出をめざす。実験では、ロボティクス等を活用した非接触化の取り組みにより、新型コロナウィルス感染拡大に対する不安を軽減するなどもし、5Gをビル管理に取り入れつつ、大規模地震など災害時の5G活用も視野に入れているという。

両社は今回の取り組みを通して、そしてこれからも、オフィスビル分野での企業や社会が抱える課題解決および持続可能な社会の実現に貢献していく構えだ。