店や施設の混み具合、スマホアプリやボタン型端末で発信する

緊急事態宣言が解除された。今も「3密」を避ける自粛生活を続けていて、草間彌生展に行列した日や、タイムセールとか特売コーナーに湧いたあの日が懐かしく、マイナンバーカードがあるのに、運転免許証の更新や特別定額給付金の申請なんかで役所窓口に行くのが恐ろしい、と小市民は思う。

5月27日、国内最大級のチラシ・買物情報サービス 「トクバイ」 を展開する企業、ロコガイドは、今現在の混雑状況が一目でわかる「混雑ランプ」のスマホアプリをリリースする。これにあわせて、スマートフォンのない環境でも情報発信が可能なボタン型端末もテストリリースし、店舗や施設がより簡単かつスピーディーに混雑情報を発信できるよう、サービスを充実していくという。

「空き」「やや混み」「混み」の三段階で情報発信できるシンプルなサービスであり、食品スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどでの「3密」対策支援として、7日に「トクバイ」上で提供を始めた――。「混雑ランプ」は、これを利用するのに「トクバイ」のシステムを経由する必要があった。そこで今回、スマホアプリで状況を選択するだけ、あるいはネット接続された小型端末のボタンを1~3回押すだけで混雑具合を発信できるようにした。

「混雑ランプ」を各店舗や施設のホームページやレジ、店内カメラ、受付システムなどと連携することで、既存のデータと店舗からの発信データを融合させた新たなサービス開発を予定しているという。コロガイドは、新規サービスを積極的に追加することで、市民の買物生活を支える店舗のみならず、行政窓口や文化施設、観光施設など、3密対策を要するあらゆる店や施設にサービスを拡大し、「新しい生活様式」の実現を支援していく構えだ。

今年1月末時点でサービス利用店舗数が約5万、30〜50代女性が主に利用中であった「トクバイ」に情報掲載を希望する企業は、今なら初期費用0円でここから申し込める。