製造業向けデジタル化支援クラウドはじまる

ITの浸透が人々の暮らしをより良い方向に変えていくというデジタルトランスフォーメーション(DX)が近年、産業界で盛んになっている。モノのインターネット(IoT)技術を軸に様々なしくみのデジタル化が進展していて、スマートファクトリもその一つに数えられる。

スマートファクトリ実現に向けたものづくり現場のDXは、競争力向上の手段として製造業の課題になっているという。凸版印刷は今月21日、製造DX支援ソリューション「NAVINECT®クラウド」を発売した。これは自社製造拠点のデジタル化のために開発・導入してきた製造アプリケーションを幅広い業界・業種向けに汎用化し、手軽に導入できるクラウド型にしたものだという。

サプライチェーン全体のデジタル化を推進し、顧客の事業変革を支援する「T-DX(トッパン・デジタルトランスフォーメーション)」を展開している。同社は昨年4月に製造業向けDX支援ソリューション「NAVINECT®」を発表。このしくみは顧客ごとにシステム設計から運用まで個別にカスタマイズし、製造現場のデジタル化を支援するオンプレミス型のソリューションで、既にさまざまな企業で採用されている。

そして今回のNAVINECT®クラウドは、「生産点検」、「見える化」など製造現場のデジタル化においてニーズの高い5カテゴリのアプリケーションを提供、組み合わせて運用することができる。アプリケーションをクラウドで提供することにより、製造現場でのサーバー設置が不要で手軽に導入可能。インターネット環境があればタブレットなどの情報通信端末経由で、どこからでも利用できる。

製造現場のデジタル化を推進し、生産性向上、品質向上、作業効率化などを実現する。同ソリューションでは、「生産点検」「見える化」アプリを同日より提供し、「在庫管理」「帳票管理」を7月、「トレース」を'20年度中に提供予定とのことだ。