産業オートメーション機器の制御とネットワーク接続を1チップで実現

IoT(モノのインターネット)技術等の活用による第四次産業革命がうたわれ、産業用ロボットなどによる「ものづくりの自動化」が一層進展しつつある。現在、さまざまな機器の性能や機能の向上とともに、プログラムのサイズが増えている。

そして、その格納場所や読み出しスピードは、機器のリアルタイム性能を左右する重要な要素になっているという。ルネサスは7日、32ビットマイコンRXファミリの新製品として、機器の制御とネットワーク機能を1チップで装備できるRXv3コア搭載「RX72N」と「RX66N」の2グループを発売。RX72Nは最高動作周波数240MHzでイーサネットを2チャンネル搭載し、RX66Nは最高動作周波数120MHzでイーサネットを1チャンネル搭載したという。

両製品とも、業界最速クラスの120MHzで読み出し動作が可能なフラッシュメモリを業界最大クラスの4MB搭載し、SRAMを1MB搭載した。これらメモリにより、読み出しの遅い外付けメモリを使用する必要がないため、CPUの性能を最大限に発揮できる。さらに、これまでの汎用マイコンでは叶わなかったWVGAなどの高解像度グラフィックスを、1チップで実現することも可能となる。

「大容量内蔵メモリと多ピンパッケージにより、筐体の小型化に貢献」、「ハードウェアアクセラレータにより、モータ制御を高速化」、「セキュリティ機能により、通信データやプログラムを保護」、「HMI機能により、デザイン性や操作性を向上」といった特長を備えている。マイコンの機能を手軽に試せる評価ボード「RX72N Envision Kit」も同日発売された。

産業用ロボットや汎用インバータ、PLC、リモートI/Oなどの機器制御とネットワーク接続を1チップで実現し、リアルタイム性能を向上できる。新製品により、幅広い産業オートメーション機器のデザイン性や操作性の向上にも貢献するという。