あらゆるモノがネットにつながる。IoT時代のいま、コネクテッドカー(つながるクルマ)はユーザーからもこれまで以上に注目され、自動車及び関連メーカーには、車両の保守等に関わる仕組みだけでなく、情報と娯楽の融合による"インフォテインメント"の完成度つまりその実現力が問われている。
今月13日、ACCESSは、グローバルなラジオ・プロバイダである仏Radioline社と協業し、車載インフォテインメント(IVI)プラットフォームTwine4Carの最新版「ACCESS Twine™ for Car 3.0」にRadiolineサービスを直接統合することにより、自動車メーカー向けにラジオおよびポッドキャストのユニークなポートフォリオを提供すると発表した。
最新版には多数のメディアパートナーによるコンテンツ、幅広いアプリ、TVシリーズ、VODが揃っていて、対象市場も多岐にわたるという。Twine4Carは、自社ブランドHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)の作成に加え、ヘッドユニットに予め導入されたアプリへのアクセス、リアシートエンターテインメント機器や車内持ち込みスマホ/タブレットなどによるコネクテッドカー体験の環境を実現する。
Radiolineの車載アプリは、15年間の各種テクノロジー実装経験が集約されていて、LinuxとAndroidに対応。130カ国9万超の多彩なラジオchやポッドキャストを提供する。メタデータを活用して、タイトルやアルバム名など、搭乗者に豊富なコンテンツ情報を届ける。直観的でカスタマイズ可能なユーザーインタフェースは、安全関連情報からエンターテインメントに至るまで、適時ドライバーのニーズに応える設計だという。
両社の協業により、自動車メーカは自社ブランドで統一したIVIを基に、世界中のドライバーや同乗者に膨大なオーディオ・コンテンツを配信できるようになる。