AIを活用し、全社の人材と知見を集約してデジタル変革

デジタル駆動型社会をめざす。この国では経産省がDX推進ガイドラインを取りまとめるなどしている。デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、多くの企業が人工知能(AI)を活用した事業創出や業務革新を本格化させている。

そのような環境変化に応えるため、'16年設置のAI専任組織を中核に、多様な領域において、業務ごとの特性に最適なAIソリューションの開発・適用支援をおこなってきた。時系列データを用いた動作予測や予兆検知サービス、深層強化学習で機械制御を最適化していくためのAIモデル構築や因果分析サービス等、製造業を軸に100超のAIプロジェクト推進実績を有している。

そして昨年来、テクノロジや業界や企業や地域の枠を超えたX Innovation(クロスイノベーション)を通じ、FinTech、デジタルマーケティング、スマートエンタープライズ、ものづくり革新など、グループで強みをもつ領域における新ビジネス創出を推進しているという。ISIDは、企業のDXに向けたAI活用を支援することを目的に、全社のAI人材と知見をまとめた横断組織「AI トランスフォーメーションセンター」を今月10日に設置した。

これまでの取り組みを一層加速させるもので、社内のAI人材と知見を集約し、全事業領域における顧客にて付加価値の最大化をめざす。同センターは「顧客ビジネス課題解決のためのAI製品企画・開発」、「最新AI関連技術・リソースの集約およびAIスタートアップ企業・学術機関等との連携強化」、「幅広い業種に対するAIサービス提供のための全社横断サポート」、「顧客企業の社内AI人材育成支援」といった役割を担うという。

ISIDグループは、これからもX Innovation(中期経営計画PDF資料)の推進を通じてテクノロジの可能性を切り拓き、顧客、生活者、社会の進化と共存に寄与する新しい価値を提供していく考えだ。