IoTサービスを共同展開、中国に進出する日系企業を支援する

最先端IT(情報技術)のひとつ、IoT(モノのインターネット)技術が第4次産業革命を主導する。世界経済の垣根は、一部の国同士を除けばますます低くなりつつあり、互いにグローバルビジネスを支え合う友好国の間ではそれが取り払われる傾向にある。

今月17日、中国IT大手パクテラグループ傘下のパクテラ・テクノロジー・ジャパン(パンテラ社)及び文思海輝元輝科技(無錫)と、JBCCホールディングの中国でのビジネスを牽引する佳報(上海)信息技術有限公司(JBCN)は、中国に進出する日系企業へのIoTサービスで協業を本格的に開始する。

グローバルで29,000人を超えるエキスパートの集団として、ビジネス/ITコンサルティング、ソリューション、アウトソーシングサービスを、数多くのクライアントに提供している。パンテラは、60の国や地域において、金融・保険、エレクトロニクス、自動車、医療機器、小売・流通、通信など様々な業界での豊富な経験を積み上げているという。

パクテラ社及びパクテラ無錫とJBCN(上海)の協業は、パクテラ社のIoTプラットフォーム「OctoIoTサービス」をともに展開し、中国進出日系企業の持つ課題を具体的に解決するもの。日系企業を取り巻く環境の変化により、顧客の抱える課題やニーズも、"工場設備の効率化"、"設備保全"、"予実管理の可視化を如何に迅速かつ正確に行うか"等へと、変わってきている。

そこで共同展開する、「OctoIoTサービス」は、工場設備と企業システムの連携により、顧客が求める情報を分析し課題解決を実現する。ソリューションサービスであり、多くの実績を有しているという。パクテラ社はパクテラ無錫を中心に中国全土の拠点からフィールドサービスを提供し、JBCN(上海)はECOシステム連携による仕組みを構築する。各社が連携し、顧客満足度の向上とさらなるビジネスの拡大を図っていく構えだ。