DXのアクセルを踏み込む企業向けITインフラ管理サービス登場

情報技術(IT)を用いて様々な仕組みをより良い方向に変革する。デジタル転換(DX)が盛んにいわれ、IT活用がビジネスの成功に直結すると考えられている。昨今、企業のITへの要求は増大かつ多様化し続けている。そしてIT部門は、社会および環境変化への柔軟性が求められている。

多様な環境のITインフラへの迅速で正確な対応や、高品質な運用を求められるプレッシャー等により、エンタープライズITを担当する人たちの負担が心身ともに増加しているという。NTTデータは今月9日、企業のIT部門に向けた、ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウド環境におけるITインフラマネージドサービスを提供開始する。

同サービスは、企業が活用中もしくは導入検討中のオンプレミス、クラウド、サーバーレス等、多様な環境で構成されるITインフラについて、同社のインフラディレクターやオペレーターが導入のコンサルティングから運用実施までワンストップで提供するもの。NTTデータがシステム開発・運用で培ってきたノウハウと最新テクノロジーを活用し、ITインフラ運用の自動化・自律化等を実施。顧客がより高度な業務に注力できる環境の実現を支援するという。

「デジタル技術による予見的かつ迅速な運用を実現」、「実績豊富なインフラディレクターとオペレーターが対応」、「UX向上を追求したコミュニケーションを実現」を主な特長とする今回の企業向けITインフラマネージドサービスは、「運用最適化」、「予防運用」、「多様なワークスタイルへの対応」といった価値を顧客に提供するという。

NTTデータは今後、同サービスの段階的かつ継続的な拡張を行い、顧客ニーズやテクノロジーのトレンドに追従したマネージドサービスを展開していく構えであり、このサービスを軸としたITインフラビジネスにおいて、2025年度末までに年間500億円の売り上げを達成する考えだ。