グローバル取引を可視化し、サプライチェーンを知的に編成する

物流を科学しながら世界中の企業や経済および社会を支える、ロジスティクス業界はいま転換期に突入している。AI(人工知能)や倉庫ロボットなどの最新テクノロジによる省人化、サプライチェーン全体で物流機能や情報を統合することによる標準化など、多様な変革が進行しているという。

クラウド型業務ソフトウェアを展開する米Inforの現地法人、インフォアジャパンは、グローバル取引をリアルタイムに可視化し、サプライチェーンを統合するクラウドコマースネットワーク「Infor Nexus」を日本市場で提供開始することを、7月4日開催のイベント「Logistics 4.0への変革」にて、国内企業の管掌部門役員および部門長約80名の前で発表した。

Infor Nexusは、多数の企業や組織が関わるグローバル取引を即座かつ常に"見える化"するとともに、サプライチェーン全体のプロセスをオーケストレーションする。世界最大規模の新しいクラウド型商取引網であり、サプライヤやメーカー、3PL、銀行など、サプライチェーンにおける関係企業を繋げることで、複雑なサプライチェーンを目に見えるカタチにし、コラボレーションや業務を円滑化。インテリジェンスにより予測能力を高めるという。

現在、世界の65,000社が同製品を活用し、年間1兆ドル相当以上の取引を行っている。ビジネスネットワークを編成するInfor Nexusは、シングルインスタンスのクラウド(世界で唯一の)プラットフォームにより、グローバルな複数企業間の「物理的なプロセス」と「財務的なプロセス」の壁を超えた統合を実現する。拡張型サプライチェーン全体の計画や実行、財務を管理するための複数拠点で処理可能なアプリケーションも提供する。

インフォアのビジネスインテリジェンスと知見に基づくベンチマークにより、顧客において日々発生する変更や変化への迅速な対応を支援するという。