自動操作のAIカメラを使ってスポーツ映像を配信

5G時代の到来で動画視聴環境がさらに進展するであろう。観戦スタイルに合ったスポーツ映像コンテンツを供給するために、アマチュアスポーツの試合に着目。各社の強みを生かし、新たな配信ビジネスの創出につなげていくため、AI(人工知能)搭載型カメラを活用したスポーツ映像配信事業の可能性を検証していくことにしたという。

朝日放送グループHDNTT西日本朝日新聞社電通日宣は、クラブチームや学校向けのフル自動型ライブ・ウェブキャスト制作システムなどを開発しているイスラエル企業Pixellotの製品を活用、スポーツ映像配信事業について実証実験を行なう。5社はそれぞれの技術及び事業領域に係る検証を分担するとともに、自動撮影/配信するスポーツの団体や施設管理会社等との調整、自社既存事業とのシナジー効果の検証で協力する。

今回用いる円柱状の無人撮影カメラ「Pixellot」は、AIによる100%自動撮影や編集機能を備え、高解像度を実現――。スタジアムなどの競技施設に設置すればAIが自動でカメラワークし、一般的なしくみなどに比べて、撮影コストを約10分の1に抑えられる。動画内や動画の合間に広告を自動挿入することも可能であり、現時点でサッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレーボールなど12競技に対応している。

同製品の「オートプロダクション」モードでは、本物のカメラマンが撮影しているかのような、自然なカメラワークになるという。5社はこの度の実験で得られる知見を活かし、AIカメラによるスポーツ配信の事業化をめざしていく構えだ。