DXを支援するデジタルゲートを計3ヶ所に拡大

IT(情報技術)の浸透が人々の暮らしや社会のしくみをより良い方向にかえていく。デジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みが拡大している昨今、企業においては意思決定のスピードアップや効率化が求められている。

そのため昨秋、東京・虎ノ門に、顧客とともに新たなビジネスソリューションを創出する次世代移動通信(5G)およびモノのインターネット(IoT)系ビジネス開発拠点を開設し、そこにスタートアップ企業の斬新なアイデアや先進的なテクノロジーを取り入れた、オープンイノベーションによる新たな価値創出を実現するための活動拠点も移した。KDDIは虎ノ門の「KDDI DIGITAL GATE」に続く新たな活動拠点をこの秋、大阪と沖縄に開設する。

「デザイン思考型のワークショップとアジャイル開発による高速プロトタイピング」、「"感じる" "気づく" "出会う" を生み出すオープンエリアと共創ツール」を特長としている同拠点では、サービスの利用者となるエンドユーザーの体験を観察・分析し、潜在的な課題を発見するとともに、最先端のテクノロジーを用いて、それらを解決するソリューションをデザインし、構築・検証を素早く実行することができる。

虎ノ門のそれは現在、延べ200社超の顧客に利用されていて、課題解決や新規ビジネスの創出をサポートしている。オープンイノベーション拠点としても、スタートアップ企業の斬新なアイデアや先進的なテクノロジー、5G実証実験環境、およびKDDIグループによる技術的なサポート提供によって、次世代技術を活用したビジネス共創を推進している。

そして、「KDDI DIGITAL GATE 大阪」は関西をはじめ西日本における企業顧客のビジネス開発をサポートする。「KDDI DIGITALGATE 沖縄」はISCOと連携し、県の産業全体の生産性および国際競争力の向上に取り組んでいくという。