日頃の疲れや悩みが顔に出る。美に敏感な人は食事や睡眠にも気を遣うだろうし、誰しも疲れた顔は他人に見られたくない。普通の人でもスキンケアに日夜精を出している。時にはプロのアドバイスが欲しいけれど、皮膚科はもとよりデパートの化粧品売り場でさえ敷居が高いと感じる。
肌を美しく保つことは自身の心と体を健やかにすることであり、逆も真である。今月24日、NTTドコモとソニーネットワークコミュニケーションズは、顧客一人ひとりに合った生活習慣を支援するサービス「FACE LOG™」を広く無料提供する。両社が共同開発したものであり、スマホカメラで顔を撮影するだけで簡単に肌の状態を解析し、日々の生活と肌の状態との相関をわかりやすく可視化するという。
FACE LOGは、対応機種にアプリを入れて顔全体を撮影するだけで、「肌年齢」「しみ」「しわ」「くま」「毛穴」「肌の色み」の状態を知ることができる。ソニーの肌解析サービス「BeautyExplorer™」のアルゴリズムを活用していて、簡単な操作で高精度な解析を行う。睡眠や食事などを記録することで、生活と肌の状態との関係をグラフやレポートで示し、どのような行動が肌に影響したのか気づかせてもくれる。
「毎日1リットル水を飲もう」「1週間、毎日6時間以上睡眠をとろう」など、肌への効果が期待できる生活習慣を提案する。アプリユーザはそれらに取り組んだ後の肌の状態の変化を確認できる。この新サービスの利用をきっかけに、健康に目を向ける機会の少ない若い世代の人たちも、特に意識せずとも健康に近づく――。そんな習慣を支援したい考えだという。
両社はパートナー企業と連携して新たな価値を提案。その第一弾として、三越伊勢丹が運営する化粧品オンラインストア「meeco」にて、Android™スマホにも対応する今秋より、顧客の肌の状態に合ったスキンケア用品や化粧品の提案を行う予定だ。