スマートハウス、LPガスメーター用通信ボードにて情報収集

少子高齢化などを背景にした人手不足が深刻化している。日本では、先端的デジタル技術等を活用して業務の効率化などを図る取り組みが、様々な現場で展開されつつある。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」はその代表的な仕組みの一つだと言える。

家屋に設置された計器類をネットワークに接続して、検針などの負担を減らすスマートメーターは、従来月に一回しか行えなかった使用量の確認を常時行えるようにする。供給側にメリットがあるだけでなく、需要家側でも異常の早期検知をしてもらえるなどの得があり、家屋全体をデジタル化して安全・安心機能を装備したり、利便性を高めたりするスマートハウスの入り口となる。

今月10日、ソフトバンクは、IoT機器向け無線通信規格Cat. M1を採用した「LPガススマートメーター向け通信ボード」を、LPガスのメーターメーカー向けに提供開始した。同ボードは、全国の同社4G LTEエリアをカバーするCat. M1によるWAN通信と、ガスメーターをつなぐUバスエアによるFAN通信に対応していて、現行マイコンメーターと通信ボードとの接続に使用されているNラインとUバスの2種類のインターフェースにも対応している。

低消費電力技術により約10年間の電池稼働を実現する、同ボードをLPガススマートメーターに搭載することで、検針データや保安業務に要する多様な情報を日々自動収集、LPガス需要家に置いたガス容器の残量をリアルタイムに確認でき、供給が途切れるリスクを低減できる。ガス容器の配送効率の向上と、自動化による検針・保守業務の効率化が図れるため、昨今LPガス業界で課題となっている人材不足の解消にも役立つという。

同社は、メーターメーカー向けに上記通信ボードを提供するほか、LPガス集中監視センターの運営者向けにも、同ボードから送信されるデータを中継する専用IoTプラットフォームを併せて提供していく。