そのカード、スマホにタッチすれば限定コンテンツにアクセス可能

IT(情報技術)を軸に人々の暮らしを豊かにし、新たなビジネスやサービスを創りだしてゆく。デジタル変革が進む今日、スマートフォンは新規サービスを迅速かつ広範囲に届けるプラットフォームの入り口となっている。

スマホに加え、タブレットやPCなど、タッチパネル式のデバイスに触れるだけで、そこに内蔵されたあらゆる機能を自由に呼び出せるカードを展開しているTouchcard社と、様々なネットワークを利用した情報サービスを提供しているビッグローブは、今月18日、カードをスマホ画面にタッチすると限定コンテンツへ誘導可能な企業向けのPRツール「BIGLOBE TOUCHCARD」の販売を開始する。

これまでにスポーツチームの選手カードや、大手ゲーム会社の国際イベントに採用されるなどしていて、特定のファンが多く集まる場所やイベントとの親和性が高い広報活動ツールだという。TOUCHCARD®は、導電インクを印刷した特殊技術(特許取得済み3件、ほか7件超出願中)を用いたもので、「カードタッチサイト」に触れると、体内の静電気により複数の指でタッチしたように認識される。裏表で異なる動作が可能、使い方は無限大。

カード所有者に限定してオリジナル動画や選手インタビュー映像を配信するといった販促に活かせるほか、スタジアム来場者に物販ブースの割引クーポンを提供するといった集客ツールとしての活用も可能となる。国際競技大会などでは、多言語での解説や周辺施設への誘導ツールとして利用できるという。両社は今回のしくみにより、ユーザーコミュニケーションにおける新しい価値体験の創造を目指す。

5月中旬から、J1清水エスパルスの今季公式ユニフォームの先行予約購入者向けに、オリジナル動画を見られる特典カードを配布する。サービスを初めてクラウド型で提供し、導入スピードアップと、約1/5のコストダウンを実現しているという。