照明器具を活用した賃貸不動産向けの高齢者見守りサービスを提供開始

ソニーネットワークコミュニケーションズは、人感・温度・湿度・照度のセンサー、マイク、スピーカーなどを内蔵した照明器具マルチファンクションライトを活用した賃貸不動産向けの高齢者見守りサービスを2019年6月下旬に提供開始する。

マルチファンクションライトは、専用のLEDシーリングライトと、コントロール機能などを持ったマルチファンクションユニットを組み合わせた照明器具。ユニット自体が赤外線リモコンとして動作するため、テレビやエアコンなどを操作することができる。また、スマートフォンアプリを通じた宅外からの操作や、部屋の温度・湿度の見える化、自動操作や音声による通知なども可能。Amazon AlexaとGoogle アシスタントにも対応しているため、家電を音声で操作できる。大掛かりな設備投資や工事をすることなく、天井照明用ソケットに取り付けるだけで簡単にスマートホームを実現することができるという。

この高齢者見守りサービスでは、マルチファンクションライトに搭載された人感センサーや照明操作の履歴をもとに、一定時間記録がない場合に異常通知を行う。異常を検知した場合、まずマルチファンクションライトのマイク・スピーカー機能を用いて、音声による呼びかけと録音で状況を確認。音声での反応が確認できない場合には、入居者本人に向けて録音記録を添付した安否確認メールを送付する。メールの開封による安否確認ができない場合は、離れて暮らす家族やマンション管理会社などに第2、第3通報を行うことで、通報を受けた家族や管理会社スタッフに駆けつけなどの連携を促す。

また、入居者本人のメール受信ができない場合は、離れて暮らす家族やマンション管理会社などに直接メール通報を行う。管理会社には各戸の状況を確認するための管理ソフトを提供する。

近年、核家族化や高齢化が進み、一人暮らしの高齢者が増加している。マルチファンクションライトを活用することで、単身で暮らす高齢者のプライバシーを守りながら、万が一に備えることが可能となる。天井に備え付けるため日常生活への支障が少なく、機器の設置場所を変えたり取り外したりすることで非常時に検知できなくなる心配もないと説明する。

賃貸物件に単身で居住する高齢者が主な対象。サービス開始時は、シーラ、ランドネットと連携して提供する。