有償のスマホ動画配信、視聴者最多はどのサービス?
スマートフォンの普及ともに、定額制の動画配信サービスが台頭している。諸外国と比べれば、日本における同サービスの利用者は少ないとの意見がある。一方で、もうテレビは買わないし観ないという人たちが、若者を中心に増えているのも事実だ。
そこでMMDLabo社が運営する"モバイルビジネスのデータバンク"MMD研究所は、「2018年11月 動画配信サービスの利用と通信キャリア選択における調査」を実施。予備調査でスマートフォンを所有している15歳~69歳の男女10,000人を対象に、定額制動画配信サービスの認知度や利用経験を含め幅広く聴取した結果の一部を2月12日に公表した。
定額制動画配信サービスで利用経験が最も多いのは「Amazon プライム・ビデオ」(19.7%)、次いで「Hulu」(12.7%)、「U-NEXT」(10.5%)。この調査項目を、利用経験や利用検討を含めた認知率を見ると、トップは「Hulu」で82.6%、次いで「Amazon プライム・ビデオ」が76.9%、「dTV」が71.4%であった。
サービス種、年代によって利用経験や認知にばらつきが有るものの、上位5サービスである「Amazon プライム・ビデオ」、「Hulu」、「U-NEXT」、「dTV」、「Netflix」はいずれも20代の利用経験がトップ。また、定額制動画配信サービスを有料で利用した経験が最も多いのは「Amazon プライム・ビデオ」(80.0%)、次いで「DAZN」(71.5%)、「dアニメストア」(70.0%)だという。
現在、スマホで有料利用しているメインの動画配信サービスにおけるトップは「Amazon プライム・ビデオ」(30.9%)。これに「Hulu」(8.2%)、「Netflix」(7.1%)の順で続いている。ほかの項目や調査結果の詳細を含むレポートは、MMD研究所の購入サイトから入手できる。