世界初となるトークン化証券取引プラットフォームを提供開始、Currency.com

次世代ブロックチェーン技術を提供するCurrency.comは、トークン化証券向けの世界初となるフル機能搭載取引プラットフォームの提供を開始した。このプラットフォームにより、投資家は仮想通貨を使用して、実際の金融商品の取引と投資が可能になるほか、金融商品へのエクスポージャーによるメリットも得られるという。

Currency.comは、あらゆるタイプの投資家が利用でき、世界中の株式、インデックス、コモディティなどの一般的な金融商品の原市場価格を追跡する1万を超えるトークン化証券を発行する。例えば、ユーザーは、NASDAQのApple株式のパフォーマンスを反映するトークンであるAPPLE.CXを、Apple株式と同じ経済コストとメリットで購入できるようになるという。このトークンは、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)を使用してCurrency.comから直接購入でき、証拠金取引が可能だ。


それらの機能を提供するために、同社は、姉妹プラットフォームであるCapital.comの技術を活用。このプラットフォームは、FCA(金融行為監督機構)、CySEC(キプロス証券取引委員会)の規制下にあり、特定の株式、コモディティ、インデックスの交換のためのトークン化契約をユーザーは利用できる。

Currency.comのCEOであるIvan Gowan氏は「この革新的なブロックチェーン事業を開始することで、仮想通貨の投資家の皆さまに、仮想通貨を法定通貨と交換する手間をかけずに、従来のアセットクラスへの投資でポートフォリオを多様化させる選択肢を提供できます。Currency.comは、ユーザーの皆さまに優れたセキュリティと不正防止機能を提供するほか、ブロックチェーン取引の全面的なトレーサビリティの活用と、ベラルーシ政府による行政命令第8号『デジタルエコノミーの開発について(On the Development of the Digital Economy)』が定める厳格な規制の遵守を通じて、あらゆる潜在的リスクの防止に取り組みます」と述べている。

このトークン化証券取引プラットフォームを補完するものとして、法定通貨を使用した仮想通貨の取引および交換、安全な場所での保有商品の保管、仮想通貨同士の交換に向けた無料プラットフォームを利用できる。また、ユーザーが多様な仮想通貨ポートフォリオを一から構築できる一体型の無料仮想通貨ポートフォリオ追跡アプリMoonfolioも提供される。