専用カメラで撮影したアナログメータ画像を独自アルゴリズムで解析・可視化

オージス総研は、独自アルゴリズムにより、アナログメータの指針値を高精度に識別および可視化することができる「アナログメータ可視化サービス」の提供を開始する。2019年4月を予定している。


アナログメータ可視化サービスは、遠隔・劣悪な環境に配置されたアナログメータの値を、現地確認することなく可視化および確認できるサービス。独自開発のアタッチメントによってカメラモジュールをメータに堅牢に固定し、自動撮影した画像を、独自の画像識別アルゴリズムで解析することで高い精度で識別可能。これらの機能をクラウドサービスとして提供する。

製造現場でまだまだ活用されているアナログメータには、「圧力計は機械的動作のためデータ化しにくい」や「工場内に点在するメータの点検に時間がかかる」、「遠隔地の設備のメータ確認に労力がかかる」などの課題がある。このサービスを利用して、アナログメータの読み取りを自動化することで、現場への移動や確認作業の省力化ができるほか、劣悪な環境での作業が減ることによる安全性向上、針振れに影響されない読取や転記ミスの無い正確な記録、異常値を計測した際のアラート通知も可能となり、製造現場の様々な課題の解決につなげることができる。

さらに、実際の製造現場での検証を通じて得た知見やノウハウをフィードバックすることにより、振動や温度・湿度、暗所(夜間)などの様々な要素による劣悪な環境に左右されない非常に安定した稼働を実現している。