大腸がん細胞モデルの3次元解析に成功!

大腸がん細胞モデルの3次元解析に成功!
厚生労働省の平成28年人口動態統計によると、日本人の死因は男女ともにがんが第1位。男性は肺がんでの死亡率が第1位で、女性のそれは大腸がんが第1位となっている。とはいえ男も、大腸がんでの死亡率は昭和の時代から右肩上がりで、平成の終わりに3位となっている。
統計データのまとめやグラフは平成30年「我が国の人口動態」(厚労省ウェブサイトPDF)で確認できる――。日本人の2人に1人が一生涯のうちに体験する病気が"がん"だと日本癌医療学会はCANCER e-Learningサイトでいう。がん医学において、遺伝的研究が進み、何百もの遺伝子が、がんの発病・進行に関係していることや、遺伝子発現パターンは個人によって異なることがわかっている。 そのため、抗がん剤を汎用的に投与する治療法ではなく、多数ある抗がん剤の中から個人に最適な治療薬を選択して投与するプレシジョン・メディスンの検討が進められている。ゆくゆくは患者からがん細胞を採取し、遺伝子情報や環境...

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