Webコミュニケーションとトラフィックの最適化を両立する

「働き方改革」の実現に向けて、と題したWebページを厚生労働省が公開し、様々な組織がそれに取り組んでいる。新たなムーブメントを軸に、日本でも近ごろコミュニケーション手段が多様化し、テレビ会議などの映像コミュニケーションサービスの利用が進んでいる。


その一方で、各種IT(情報技術)システムおけるクラウド化の進展により通信トラフィックは増加――。通信帯域が圧迫されることで、音声や映像が途切れやすいなど、コミュニケーション品質の低下が課題になっているという。NECネッツエスアイは今月10日、共創ワークソリューションZoom通信の最適化を実現する「Zoomトラフィック最適化ソリューション」の販売を開始する。

今回の同社ソリューションは、オンラインミーティングやビデオウェビナー、プラットフォーム間メッセージングやファイル共有等において高いコミュニケーション品質を持つZoomと、クラウドのトラフィック最適化で豊富な実績を持つうえにコストパフォーマンスに優れるA10ネットワークス社のクラウドプロキシソリューションとを組み合わせ、コミュニケーション品質とトラフィック最適化の双方を同時に実現する。

「Zoomサービスとネットワークインフラをワンストップで提供」、「既存のネットワーク資産の有効活用」、「マルチクラウドに適した顧客ネットワーク環境を実現」といった特長を備えていて、Zoomの通信を帯域に余裕のある回線に振り分けることやプロキシサーバを迂回させることで、コミュニケーション品質を担保しつつ、Office365やWindows Update for Business、BOXなど多彩なクラウドサービスのトラフィック最適化も実現するという。

NECネッツエスアイは、今後このソリューションを活用した拡販を進め、共創ワークソリューションZoom関連で、2018年度累計10億円の売上をめざしていく構えだ。