ヤマトホールディングス(YHD)傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL)は、グローバル事業を展開する企業向けに、調達から製造、販売までのあらゆる工程において、ITシステムの活用や駐在型BPOを含む物流の最適化を実現するトータル物流サービスの提供を開始した。
サービスは、3PL事業者が提供しているようなロジスティクスや輸送サービスのアウトソーシングに加え、ユーザーのサプライチェーン全体を見直すコンサルティング業務等、物流戦略の立案も含めている。さらに駐在型BPOを行うことで、常に事業環境に合わせた最適な物流戦略の立案をユーザーとともにスピーディーに実行する。
経営陣の経営方針に合わせて、コンサルティングの方向性、スコープを決める。定期的に進捗・課題を報告し、ユーザーの方向性との乖離がないかを確認する。実際の物流現場に入り、現場のオペレーションを確認し課題を抽出。ユーザーと物流事業者、双方の視点から、課題を在庫・コスト・業務プロセス・コンプライアンスなどの分野に分けて洗い出す。
また、ユーザーと一緒に課題を解決するためのロードマップを示し、ソリューションを提案・実行する。継続的にサプライチェーンのソリューションを提供し、持続的な改善を続けるために駐在型BPOを実施する。
YGLによると、同社の駐在型BPOによる、事業環境に合わせた最適なサプライチェーンを確立でき、物流業務をアウトソーシングすることで、自社の経営資源をコア事業領域に集中できる。また、サプライチェーン全体の可視化による、プロセス効率化・コスト削減と顧客満足の向上に役立てられるという。