大丸札幌店、舘内施設のスムーズな周遊を可能にする「スマート百貨店」の実現へ

東日本電信電話(NTT東日本)とバカンは、大丸松坂屋百貨店の札幌店(以下、大丸札幌店)において館内Wi-Fi、IoT(もののインターネット)、AI(人工知能)を活用し、各施設(地下1階~8階)の利用状況をサイネージやスマートフォンへ一覧表示するサービスを提供開始した。


大丸札幌店では、平日はもとより週末や長期休暇シーズンでは、各階カフェ・レストラン街に加え、その他館内施設においても待ち時間が長くなっており、こうした混雑状況は実際に足を運ばなければ把握できなかった。そのため、利用客が効率的に店内を周遊するにあたっての課題だった。

このサービスは、大丸札幌店の「レストラン」と「各階カフェ」に加え、「トイレ」、「授乳室」等の混雑状況を、IoTとAIの活用によりリアルタイムで解析・配信することで、館内施設を周遊される利用客の負担を軽減し、「スマート百貨店」の実現に貢献できるという。

具体的には、大丸札幌店内の各施設に設置したカメラやセンサーから取得したデータをクラウド上のAIで解析することで、混雑情報を割り出す。各施設の混雑情報は館内各フロアのサイネージにリアルタイムで一覧表示するとともに、Web上にも配信するため、利用客が所有するスマートフォンでも確認できる。