Q&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴは、独自開発する人工知能「KONAN」の次世代モデル「KONAN2」を用いて、世界中の知識を自動的にFAQ化する「FAQ自動作成システム」の開発を開始したと発表した。
FAQ自動作成システムは、世界中に散らばった知識を自動的にFAQ(よくある質問とその回答)としてまとめ、利用者とともに活用していくプロジェクト。日本はもちろん世界中の様々な言語による数億件ものインターネット上のQ&Aデータを、同社の次世代AI「KONAN2」が分析し、自動作成したFAQを当社オリジナルブロックチェーン「Thor's Hammer」(トゥールハンマー)上に構築する。
KONAN2により自動作成したFAQをベースとし、FAQ自動作成システムネットワークへの参加者もFAQを作成し公開できる。オリジナルブロックチェーンのThor's Hammerにより、この自動作成システムはFAQ作成者の著作権を保護・管理しながら、適切なユーザーにFAQを提供する。
さらに、FAQ自動作成システムは同社が普及を進める新経済圏「感謝経済」プラットフォームと接続し、FAQ作成者は利用者から感謝経済プラットフォーム内で利用できる独自トークン「OK-チップ」を受け取ることができる。OK-チップは、感謝経済プラットフォームに参画する企業・団体が提供する優待などに利用できる。
同社は、FAQ自動作成システムプロジェクトで得られた知見を、Q&Aサイト「OKWAVE」、FAQシステム「OKBIZ.」のビックデータ、技術基盤としてフィードバックし、より良いサービス、ソリューションの開発・提供に活かしていく考え。FAQ自動作成システムは2018年内に公開を予定、公開後の1年間で1億件のFAQ自動作成を目指す。