昨今、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の展開が加速している。農業や水産養殖業、製造業、流通業のほか、社会インフラの維持管理やヘルスケア分野でもIoTの導入が進んでいる、と聞くけれど、自社でそのしくみがどのように役立つのかよくわからない――
今春Android(TM)搭載IoTデバイスを発売して以来、それは製造業・接客業を中心に、接客現場での多言語翻訳や工場での行動センシングなどに活用されている。一方で、多くの企業からは「具体的にどのような課題を解決できるのかわからない」「費用対効果が知りたい」といった声があり、目的・費用が明確なパッケージが求められていたという。
ビッグローブは、同デバイス「BL-02」とその活用形を組み合わせた、企業の課題解決を支援するパッケージソリューションを今月13日に提供開始。同ソリューションは、幅広い企業ニーズに対応すべく、パートナー企業と連携し工場、介護、ホテルや農業向けに、今年度内に50種類まで拡充予定であり、今回その第1弾として、次の2個を販売するとした。
1.製造業・流通業向け屋内測位ソリューション「iField indoor」
マルティスープ社との連携によるこのソリューションでは、60台までのビーコンと3台の「BL-02」を貸与。クラウドを含む環境設置、測位実証、測位実証レポートを提供する。導入検証パッケージの初期費用は98万円。
2.介護用離床・転倒検知ソリューション「Palette IoT for care」
Momo社との連携ソリューションは、ベッド用センサ2台、ドア開閉センサ1台とゲートウェイ(BL-02)を組み合わせた施設で、要介護者のリモート検知が可能。受信機やアプリも含むパッケージの初期費用は92,994円、月額費用1,550円。
上記のようなパッケージを共に開発すべく、ビッグローブは「BL-02 SIパートナー」を募集している。