キックボクシングイベントやアイドルグループ公演をVR配信

ソフトバンクは、米NextVRと共同で、VR(仮想現実)技術を活用して制作した日本のコンテンツを国内外に向けて無料で配信する。その第一弾として、2018年8月19日に開催されたキックボクシングの真夏の祭典「KNOCK OUT SUMMER FES. 2018」の模様をライブ配信している。

NextVRは、2016年7月にソフトバンクが出資した企業で、3Dで立体視できる没入型の先進的なVR技術を有している。米国ではプロバスケットボールのNBAやプロアメリカンフットボールのNFL、プロレスのWWE、コンサートなど1,300以上のVRコンテンツの配信実績があるが、日本のVRコンテンツの制作や配信に関わるのは今回が初めてとなる。

KNOCK OUT SUMMER FES. 2018のライブ配信の次には、第2弾として"最強の地下アイドル"をうたうアイドルグループ「仮面女子」の公演を2018年8月30日からオンデマンド配信する。

各VRコンテンツは、NextVRが提供する「NextVR NOW」または「NextVR」のアプリ内の「SoftBankチャンネル」から閲覧できる。KNOCK OUT SUMMER FES. 2018のライブ配信については、Facebook傘下のOculusが2018年5月30日に開始した新サービス「Oculus Venues」でも視聴可能とした。

App StoreやGoogle Playから「NextVR NOW」のアプリをダウンロードしたスマートフォンを、市販のVRゴーグルに装着することで視聴できる。また、「Galaxy Gear VR」やスマートフォンを装着することなくVRコンテンツを視聴できる高機能ゴーグルを利用する場合は、それぞれの専用ストアからNextVRのアプリを指定のデバイスにダウンロードして視聴できる。