東京ミッドタウンなど三井不動産系4施設でIoT通訳機の実証実験

ソースネクストと三井不動産は、ソースネクストのIoT通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を、三井不動産が運営する商業施設「東京ミッドタウン日比谷」「東京ミッドタウン(六本木)」「汐留シティセンター」「日本橋案内所」の4施設で2018年8月31日まで実証実験を実施している。

POCKETALKは、世界63言語に対応する先進のIoT通訳機。言葉が通じることで、海外からの訪日客の接客に役立てたり、より海外旅行を楽しめたり、学習の一助としてちょっとした表現を知りたいときなど幅広く活用できる。

2018年7月には、最新版「POCKETALK W」を発表。初代モデルと比べ、本体サイズはそのままに画面は3倍以上大きくなり、タッチパネルを採用している。世界105の国と地域で使えるグローバル通信機能を内蔵して通信は4Gに対応し、翻訳速度も向上、見やすさ、使いやすさなどを刷新している。

三井不動産グループは、2018年3月にオープンした東京ミッドタウン日比谷をはじめとした商業施設115カ所を運営している。東京都がまとめた「東京都観光客数等実態調査」によると、平成29年に東京都を訪れた外国人旅行者数は約1377万人(対前年比5.1%増)、都内で消費した観光消費額は約1兆1358億円(対前年比4.4%増)となった。今回の実証実験の取り組みを通して、今後ますます増加する外国人利用客の接客対応の改善を図る計画。