DDR5/LPDDR5プロトコルのデバッグ、検証サービスを発表

キーサイト・テクノロジーは、「DDR5」「LPDDR5」プロトコルのデバッグ、検証ソリューションを発表した。同社のU4164Aロジックアナライザと組み合わせて使用することで、サーバ、モバイルデバイス、ワイヤレス機器の設計時にDDR5およびLPDDR5システムのデバッグとテストを行い、プロトコルコンプライアンスを検証できる。

DDRとは、第5世代のダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリのこと、LPDDR5とは、第5世代(LPDDR5)へと進化した低消費電力DRAM技術。

キーサイトの新しいソリューションは、プロセッサとDDR5またはLPDDR5メモリデバイス間のバスの信号をトレースし、ライブトラフィックのキャプチャおよび分析を実現。エンジニアはバストラフィックの動作に関する重要な情報を入手することが可能になった。

キーサイトは、DDR5解析およびコンプライアンス検証ソフトウェアとU4164Aロジックアナライザを「DDR5インターポーザー」とを組み合わせた、次世代クラウドサーバ向けの包括的な設計テストソリューションを提供する。

キーサイトは、設計からデバッグ、コンプライアンス検証、製品の製造テストまで、DDR5テクノロジーのライフサイクル全体に対応する包括的なソリューションポートフォリオを提供する。一般的なユーザーインタフェースとワークフロー全体にわたる広範なテストカバレッジを組み合わせることで、コスト効率の高いテスト環境を構築でき、メモリトラフィック、シグナルインテグリティ、パワーインテグリティに関する問題を解決するために、確実に相関の取れた測定結果を得ることが可能だ。

業界における「5G New Radio(5G NR)」規格の採用により、データサーバとモバイルデバイスにはより高いデータレートとパフォーマンスを提供するだけでなく、低消費電力の対応が求められる。DDR5メモリは、次世代のクラウドサーバが5Gユースケースをサポートするために必要な、より高い帯域幅とパフォーマンスの向上を実現。LPDDR5により、モバイルデバイスの帯域幅の拡大、パフォーマンスの向上、低消費電力の対応が可能になる。