画像認識技術と鉄道運用を考慮したサービスで業務を効率化

パナソニック、パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、駅(ホーム、コンコース、改札外)運用のさらなる安心・安全と、駅業務従事者の業務支援、施設利用者に対してのサービス向上を目的として、画像認識技術を活用した業務支援サービスの提供を開始した。

この業務支援サービスは、駅で発生する様々な事象を、画像認識技術を活用して自動検出を行い、いち早く駅業務従事者に対して通知することで、安心・安全の確保に加え、業務支援をサポートするというもの。

世界最高水準の画像認識技術を活用し、顔の認証のみではなく、人物の姿、姿勢、行動を組み合わせた高精度な人物認証検知する。また、車いすや白杖のようなPRMの検知や、混雑・滞留などの事象の検知が可能。さらに検知結果を駅業務従事者に対して直接通知するなど、運用を考慮している。

同社は、鉄道事業者を中心に「列車運行支援サービス」「アクセシビリティ支援サービス」「巡回支援サービス」「規制・誘導支援サービス」を2018年度下期から順次提供開始する。

さらに今後は、各サービスの機能拡充、空港や街中などへのサービス展開の他、パナソニックのエッジデバイス技術やIoT(モノのインターネット)技術を活用し、危険の未然防止・業務改善を行う新しいサービスの提供も検討している。

昨今、セキュリティニーズの傾向として、年々増加する様々なインシデントに対する迅速な検知と対応力の向上、労働人口減や熟練高齢化の労働力減少を踏まえた業務の効率化、車いす・白杖などPRM(Passengers with Reduced Mobility:身体の不自由な乗客)に対するサービス向上が求められている。