情報通信
設計、テスト、解析の効率向上を実現するUSB型計測プラットフォームを発表
キーサイト・テクノロジーは、設計のあらゆるフェーズで、再現性と一貫性のある結果を保証する新しい計測プラットフォーム「Streamlineシリーズ」を発表した。
Streamlineシリーズは、小型のUSB計測器で、キーサイトの技術、測定アルゴリズム、アプリケーションソフトウェアを活用したベクトルネットワークアナライザ(VNA)、オシロスコープ、IQ信号任意波形発生器(IQ AWG)などが含まれる。
USB接続でPCから制御できるため、テストベンチのスペースを節約し、部署間で簡単に共有できる。ラックのサイズが小さいため、設計検証や軽工業用アプリケーションの手動テストや半自動テストに最適だという。
同シリーズには、3つのモデルがある。
P937xA USBベクトルネットワークアナライザ(VNA)は、最大26.5 GHzの周波数帯域を備えたコンパクトな2ポートVNA。アンテナ、フィルタ、デュプレクサなどのパッシブデバイスのテストに最適な設計となっている。ホストPC上で動作するユーザーインタフェースは、同社の最新ベンチトップ型VNAと同じものを使用している。
P924xA USBオシロスコープは、高度なトリガ、迅速な波形更新速度、ゾーントリガなどの機能とともに、オシロスコープとして十分な測定機能を提供。ユーザーのPC上で、同社のInfiniiVisionインタフェースと一緒に使用することで、慣れ親しんだベンチトップ型オシロスコープと同じ見た目と使い勝手を実現する。
P9336A USB IQ信号 任意波形発生器(IQ AWG)は、キーサイト独自のTrueform波形発生機能を使用し、16ビット分解能で帯域幅が最大540 MHz、最大4 GBオンボードメモリを内蔵。無線機器の広帯域信号を用いた送受信試験などのアプリケーションで使用できる。